行方の行方

このサイトは盧 興錫による『風景の行方、作品の行方』http://rofungsok.ro21.orgの続編です。
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来年もKYにしてKKでいくしかない
seoul

今年の漢字一字は「偽」
流行語にも「偽装」が入っている。

「偽」「偽装」みんな怒っている。あきれている。
そうですよね??
あきらめているようにも見えるけど…
違いますよね??

建築屋、肉屋、餅屋、お菓子屋、仕出し屋、ハンバーガーショップの偽装
どうやら明るみに出たのは「内部告発」だ。
みんな「偽」の職場に、疑問を抱きつつ過ごしていたが
がまんができなくなった。そんな感じだろうか?

本音と建前は社会の持っている癖のようなものだが、
風通し悪くなると、いつしか一線を踏み越え「偽」になってしまうのかも…
生活の隅々をジッと眺めていると疑わしいものはいくらでもある。
いつしか自分も「偽」の一角の片棒を担いでいるのではないだろうか。

巷にあふれているコマーシャル、フィクションのテレビドラマ
その奔流のごとき情報、イメージが真実だと思っている人は、
ほとんどいないだろうが、そんな実質を誤解させるイメージ操作が
あたりまえになりすぎると、「偽」に対する感覚が鈍くなる。

リアルな毎日は、残念ながら噛み締めるようなしろものではない。
日々を「しのいでいる」人々が大半なはずだ。
月末の請求書攻勢に冷や汗をながし、
いろんなものに乗り遅れないようにあたふたし、
様々なものに転ばぬように神経を使い、
誰からも恨まれないように口の利き方に気をつけ、
KY(空気読めない)におちいらないように注意し、
今日を無事にやり過ごす。

KYが流行語になったのは面白く悲しい。
小さな場所や人々の間にある「空気」
不幸にしてその空気が読めない時、思わずその場の真実が露呈したりして
今日という日を無事に過ごせなくなったりする。
ただ多くの人が注意を払う余裕がないのは、
時代という大きな「空気」

小さな空気を読むことはむずかしくはないが、
大きな空気を読むことはむずかしい。
大きな空気は「考察する」ことが必要だ。KK(空気を考察する)
しかし厄介な事に、
KKな人々は身近な小さな空気に無頓着となることがままある。
小さな空気のみを気にかけて暮らす人々にとって、
これは実にKYな存在なのだ。

KYに陥らないように、偽装には目をつぶる。
KYであることを顧みず、あえてそれを暴露する人たちに対して
「どんだけ〜!!」と叫び、その人たちを牽制し、
それでも懲りない人がいるなら
「そんなの関係ない!!」と叫ぶ。
こんな感じが2007年の空気だったのかな?

私的には、
あいもかわらずマーケット・アートシーンにはKYで
今年もまた亀のごとき歩みでKK
初夏に『風景の箱』という作品が完成し、
その後『椅子』という作品の制作にとりかかり
現在も牛歩で進行中

来年もKYにしてKKでいくしかない。
うぃ〜〜〜〜

(上の写真はソウル3月の夜景-文の内容とは全く関係がない、
下の写真は新作『風景の箱』KK&KY作品)


hako




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