行方の行方

このサイトは盧 興錫による『風景の行方、作品の行方』http://rofungsok.ro21.orgの続編です。
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囲いの正体を見てやりたい
nigeru300

人は囲いが無いと生きてはいけない。
囲いを造って生きて来た。
”家”も囲いのひとつだろう。
”国”もそうだろう。
仲間、地域、結社、組織、組合、グループ、国家、金融システム、しきたり、法…

囲いの中で暮らすのは窮屈な一面もあるが安心だ。
ゆるやかな囲いの中は危険が少なく人情も厚い。
そんな中で生まれる文化は、窮屈な一面を和らげてくれる。
いや、文化とは、囲いの非人間的な側面を補おうとして生まれてくるのだろう。

人の社会が進めば進むほど、囲いは大きくなり、構造化し、密度も精度も高くなる。
やがて息苦しいほどの完成度をもつ。
いつしか囲いは人力では押しても引いてもビクともしないものになる。
囲いが自ら新たな囲いを生み出すようにもなる。
やがて人は囲いに束縛され、蹂躙され、服従を余儀なくされる。

お国のために兵士となり戦場で死に、
借金のためにビルから飛び降り、
組織の秘密を守るために消されたりするようになる。

囲いの正体を見てやりたいが…… 
よく見えない。

07-1-8
| 風景の行方 | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
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